3時間目、5年生は社会科の学習で自動車工場について学びました。日産自動車九州とオンラインで接続し、自動車ができるまでの過程を、担当の方に教えていただきながら動画と解説、クイズなどで勉強しました。子どもたちは、調査員として工場に潜入し、それぞれの工程について、実際に工場見学に行ったかのように学びました。
溶接過程では1分間に40箇所も溶接し、自動車1台では3000箇所も溶接していることや、塗装過程では4回も重ねて塗ること、人間とロボットが協力して作業をしていること、完成後も1200以上の検査をしていることなど、実際に見学に行かないと分からない内容を、教室にいながら学ぶことができました。説明後には、自分たちの疑問に思ったことを、直接担当の方に質問することができ、とても充実した学習になりました。
授業の終わりには、1時間頑張った子どもたちに、サプライズで工場見学者限定の日産リーフのミニカーまでプレゼントされ、みんな大喜びでした。
山辺里小では、地域の様々な人や物などを実際に見に行ったり、ふれあったりする本物体験を大切にしています。しかし、大規模工場などはなかなか行くことができないため、これまでは教科書や資料集などで学ぶことが主でした。しかし今は、タブレット端末やオンラインの設備が整ったことで、これまでできなかった大規模工業の施設見学や担当の方に直接話を聞くことなどができ、学習の幅が広がってきています。
本物体験とオンライン見学、どちらも良さがあります。それぞれの良さを考えながら、多様な学習活動を展開していきたいと考えています。
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